r882利別牛首別線は、豊頃町と池田町の2つの町を結ぶ道道の1つである。JR根室本線を挟んでr73帯広浦幌線と並走しているのだが、台地をうねうね走るr73と対照的に、r882は低地を走る直線的な道道である。
Information
路線: 北海道道882号利別牛首別線
起点:中川郡池田町利別西町(R242/r73交点)
終点:中川郡豊頃町育素多(R38/r210交点)
延長:16,338m(総延長)/ 16,292m(実延長)
沿線:育素多沼、JR根室本線昭栄信号場 他
走行:全線(終点→終点) 2017年9月19日撮影

Index

 北海道道882号利別牛首別線 第1部 [終点(R38交点)→豊頃町・池田町境]
 豊頃町の市街地にほど近い終点から池田へ向かってトレースを始める。

 北海道道882号利別牛首別線 第2部 [豊頃町・池田町境→起点(R242交点)]
 池田町内で十勝川支流の利別川を渡る。その後も利別市街まで直線的に畑作地帯を走る。

Report 1/2

 左折:R38 帯広 幕別
 直進:r882 池田 [道東道]
 右折:R38 釧路 浦幌

 r882終点交差点に向けてr210尾田豊頃停車場線側から撮影する。

 同じく豊頃~池田を連絡するr73帯広浦幌線との違いは、道東道へのアクセスルートとして案内されるかどうかである。R38側の標識をストリートビューで確認するとその差は明確である。

道道882号終点

 手前を横切るのはR38。滝川~帯広~釧路を結ぶ道東の大幹線である。

 それでは、r882トレースをはじめよう。

 豊頃町内ではこのように道東道への案内が標識上に幾つか現れる。問題はその距離感なのですが。

 カーブを通過する。

 足寄 61km
 帯広 35km
 [道東道] 24km

 距離標識。r882利別までの距離が全く説明されないのは置いておいて、道東道へのアクセスルートと言いながら池田ICまで24kmもあるのである。

 ちなみにr882終点からはR38の方が帯広に近い。池田ICまでの距離24kmを遡ると、幕別と札内の間あたりまで行ける。豊頃の最寄りは池田ICなんですけど、ちょっと遠回りなんですよ…。

 15KP。ここからは視界が広く退屈な十勝らしい道が続く。

 路外横転に注意

 2車線が確保された直線路でよくぞこんな酷道みたいなことを、と思いますが、夜間や地吹雪で視界が奪われたりして、実際にあったんでしょうね。

 緩やかなカーブ。いつもより高い位置に道道標識が設置されている。

 沿線は畑作地帯。撮影は9月中旬、収穫まではまだ時間のあるビート畑と大豆畑が両脇に広がっている。

 14KP。

 左側の路側には、冬は使われるであろう防風柵が設置されている。

 スリップ注意の標識。これも冬対策。

 町道との分岐。ここを右折すると十弗へ向かう。

 標柱に吊り下げられている案内標識は距離を併記したものなので、上段は「↑利別11km」、下段は「十弗→」と書かれている。十弗までの距離は完全にかすれて見えないが、JR十弗駅を指すなら1kmになる。

 帯広 30km
 [道東道] 19km
 池田 10km

 またもや距離標識。ご丁寧に。

 十勝らしい開放的な直線区間。

 カーブの途中にキロポスト。

 r882は追越禁止区間があまりないのも特徴か。

 これといったランドマークもなしに池田町に入る。

 カントリーサインに描かれているのはブドウとワイン城。池田ワイン城は正式名称を「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」といい、日本で最初の自治体が運営するワイナリーである。このページの公開は2024年で、設立から実に60年になる。

 池田町に入った所で、小さな案内標識。池田市街へ向かう場合は目の前の分岐を右へ入ってr73経由でアクセスするよう案内される。

 そして画面奥に町章バージョンのカントリーサインが見える。離れた場所にダブって置かれるの珍しいかも?

 続きは第2部へ。

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最終更新:2024年7月27日