Description

 取材日:2019年7月7日
 深川留萌道留萌大和田IC→深川JCT→士別剣淵IC
 ※一部2017年5月撮影の写真で補完している

 今回は相互リンク先管理人かっしー氏が北海道に登場!
 長距離弾丸旅程にお付き合いいただき大変ありがとうございました。  

Report / Section.18
深川JCT

 左へ:[E62深川中央道] 留萌
 本線:[E5道央道] 旭川 名寄

 深川JCT分岐。撮影時はここから深川留萌道に入り、留萌大和田ICまで走り通した。

 深川市街を目指す場合、深川留萌道深川西IC経由でもアクセス可能。道中の道の駅が無いぐらいの違いである。

 深川留萌道からのランプ合流の先には、いつものどんぐり型標識が設置されている。

[ 9 ]深川4km
[ 10 ]旭川鷹栖30km
名寄103km

 いつもの距離標識。深川JCT-深川IC間は比較的短いが、その先旭川鷹栖ICまでは約26km。札幌以北で最長の区間距離となる。

 [ 9 ] 深川 2km

 2kmほど丘陵部を走ると予告標識が現れる。この区間においては撮影当時、新番号で表記された標識は1つもなかった。

 下り坂1.5km 速度落せ

 深川IC以北の80km/h制限区間ほどではないが、見通しの良い長い下り坂となる。ついスピードが出やすい。

 (12)(233) 深川 留萌
 [ 9 ] 出口1km

 深川IC予告標識。下り線のみ「留萌」の文字が入っている。

 (12)(233) 深川 留萌
 [ 9 ] 出口500m

 500m手前標識。こちらはヒラギノ体仕様のものに交換されているが、番号は変更されていない。

 交換後のものも見るに、深川留萌道が延伸されてもなお「留萌」の文字は入り続けるようだ。

 (12)(233) 深川 留萌
 [ 9 ] 出口

 深川IC出口標識。深川市街・一般道経由留萌はこちらから。

 北海道r79深川豊里線を介してR12/R233交点に接続する。R233を走れば石狩川を渡ってすぐ深川市街で、市街地をクランク状に抜けた後留萌方面へ都市間を走ることとなる。なお、道の駅「ライスランドふかがわ」も近い。

深川IC

 深川IC出口。深川市街、R233沿線はこちらから。

 深川市街から道道を経てR275幌加内方面へ抜けるのもこちらが最寄りとなる。もっとも、深川〜留萌エリアの周辺自治体へは深川JCTから深川留萌道を利用したほうが有利なのだが。

 インターチェンジ・ジャンクションごとにナンバリングが見られる。

 80km/h規制(速度規制時を除く)
 スピードダウン

 深川IC〜旭川鷹栖IC間は山間区間で、平常時でも80km/h制限となる。九州道の八代以南みたいな感じ。

[ 10 ]旭川鷹栖25km
[ 11 ]旭川北34km
名寄98km

 そして距離標識。「名寄」のみ新しいものだが後は古い。

 100km [ 1 ]札幌から

 札幌IC/JCTから100kmを示すスペシャルキロポスト。公団時代から存在したそれほど目立たないタイプだが、北海道内の高速道路はそれでも設置されていない路線が多いので実は貴重なもの。

 下り坂が何キロか続くらしい。この先、丘陵地から石狩川沿いに向け一気に標高を下げる。

 カーブしながらの下り坂。中央道や九州道の山岳区間のような険しい区間ではないが、先が見えずまぁまぁきつい。

 動物に注意 速度はひかえめに!

 橋梁上からは空知北部に広がる広大な部屋を望むことができる。

 音江PA 3km
 比布大雪PA 40km

 次の音江PA、道央道最北の比布大雪PAはともに無人。

 地形の緩やかなアップダウンが繰り返される。高速道路らしい景色。

 この先しばらくの間、石狩川流域の平野部の縁を走っていく。実はR12が並走していたりもするが、その姿はお互いからあまり見えない。

 音江PA 1km

 音江PA予告標識。ピクトグラムは「P」のみ。

 音江PAはこちらから。

 トイレと自販機のみのPAだが、敷地や建屋はそれなりに立派なもの。近年は夏季限定で地元の農産物直売が行われるなどそのスペースが活用されつつある。

音江PA

 駐車場規模は大型8小型17。特にチェーンベースとしての役割があるわけでもなく相応の規模だが、園地が広めのゆとり仕様。

 音江PAからの合流。

 音江PAを過ぎた後、しばらく高架となって国道12号を跨ぐ。

 石狩川 橋長540m

 千歳川、豊平川、空知川・・・といった数々の支流を跨いできた道央道が、ここでようやく石狩川の本流を跨ぐ。

 石狩川を跨いだ後、狭くなった平野部を貫く盛土区間がしばらく続く。

 上川盆地から流れる石狩川は、旭川市の端にあたる神居古潭で盆地の壁をよじるように流れ出た後、ここ深川市内で再び広大な平野を形成する。道央道はその平野部の付け根にほど近いところを南北に横切っていく。

 盛土区間もちょっと下り坂になってるっぽい?

 その途中で納内バスストップへの分岐。

 納内は「おさむない」と読む。

 納内バスストップを通過する。

 北海道中央バスが運行する高速あさひかわ号、高速なよろ号、高速流氷もんべつ号の3路線が停車する。そのうち高速あさひかわ号は1日30往復以上が運行されており、その重要性は大きい。

 納内バスストップ通過後、JR函館本線を跨いだ後上り坂に転じる。

 ここで見られる動物注意の警戒標識は独特で、どこかのカップそばを彷彿とさせるキツネタヌキが描かれている。

 「スリップ注意」と奥に向かって文字が並ぶ。ここから旭川鷹栖IC付近まではR12からも函館本線からも離れた山中を進む山間区間となる。

 斜面が切り開かれており、山間区間っぽい感じ。

 思い出させるかのように電光式の速度規制標識。

 この辺りも例にもれず雪が多いので、冬期はしばしば50km/h規制となることが多い。

 それほど険しい山の中ではないけど、ふと見渡すと斜面と森しか見えない。改めて見ると人里離れた場所を通っているのだなぁ…。

 旭川鷹栖ICまで あと10km
 これからも安全運転で!

 気づけば深川-旭川鷹栖間の折返し地点を過ぎていた。ヒラギノ仕様に交換されたけど残ってたんですね。

 上り坂がだいぶ続いたところで、奥にトンネルが見えてくる。

 道央自動車道 最高点
 標高305m

 道央道の最高点標識は小さく、初見では見落とすかもしれない。305mと聞くと結構低く感じるが、東北道みたいにほとんど登らない路線もあるしなぁ。

 常盤トンネル 長さ1780m

 最高点からは緩やかな下り坂となるが、それはトンネルに入っても同じ。

 トンネル内部。未だにナトリウム灯だった。

 旭川鷹栖-深川は1990年に開通し、2003年に4車線化が完了した。道中の3本のトンネルはすべて下り線トンネルが新しい方で、坑口の装飾が何も施されていない一方、上り線トンネルは結構派手に装飾があるのが特徴。

 常盤トンネルを抜けると旭川市に入る。

 カントリーサインのデザインは市のシンボル旭橋と大雪山連峰。

 江丹別トンネル 長さ1960m

 トンネル名横に坑口デザインのモチーフとなる星のイラストが描かれているが、それは上り線トンネルの話。

 夕暮時は早め点燈 速度はひかえめに!

 なぜ「燈」の文字を使ったのだろう。読めなくても伝わりそうだけどちょっと。

 ここから4%の下り坂となる。流石にちょっときつく見えますね。

 下り坂の底で北海道r98を跨ぐ大きな橋梁となっている。緩やかな山並みを高速道路が貫いていく面白い風景。

 [ 10 ] 旭川鷹栖 2.5km

 前方の山は嵐山という山に連なる山地で、標高は240m程度。市街に少し飛び出たところに展望台があり、旭岳を主峰とする大雪山の山並みを背景に旭川市街を一望できる。

 広角で見ると2つのトンネルの坑口デザインの違いがはっきりわかる。形は似ているが装飾があるとないとでぜんぜん違う…。

 嵐山トンネル 長さ1430m

 旭川鷹栖IC手前最後のトンネルであり、同時に道央道下り線最後のトンネルである。

 トンネルを抜けるとすぐに鷹栖町に入る。旭川市の隣町で、主産業は農業の町。

 カントリーサインのデザインは特産物のトマトに加工品のトマトジュース、建物は町の音楽ホールで、背景には大雪山の山並み。

 (12) 旭川鷹栖 [ 10 ] 出口1km

 旭川鷹栖ICの予告標識。ヒラギノ体仕様に交換されていた。

 隣町の鷹栖町との境界上に位置するため合成名称となっているが、旭川市街への最寄りICであり札幌方面との行き来は基本的にここを利用する…のだが、旭川市郊外となると次の旭川北ICのほうが巡航速度の面で有利になることもある。その1つが、市東部にある旭山動物園だ。

 (12) 旭川鷹栖 [ 10 ] 出口600m

 500m手前・・・は橋があるため600m手前に設置されている。

 直接接続するのはR12バイパスの旭川新道で、美瑛方面へは市中心部をかすめてR237へ抜けることになるが、接続があまりスムーズではないので実は深川ICから一般道を経由してもそこまで所要時間は変わらない。

 (12) 旭川鷹栖 [ 10 ] 出口

 旭川鷹栖IC出口はこちらから。他の合成名称ICと同じく、古い仕様のものは「旭川」と「鷹栖」が分けて書かれている。

旭川鷹栖IC

 旭川鷹栖IC出口。旭川市中心部・鷹栖町などはこちらから。

 開通後10年の間ここ旭川鷹栖ICが「北の終点」であったが、2000年10月に和寒ICまでが開通してその座を他に譲った。

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最終更新:2019年8月10日
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