Description

 撮影日:
 2020年2月1日

Report / Section.11

18 いわき四倉

 いわき四倉IC出口。四倉・久野浜はこちらから。

Prev: 常磐自動車道 区間10
いわきJCT→ いわき四倉

 撮影当時、一般道のR6は富岡町・双葉町内で二輪車通行不可だったが、撮影直後の2020年3月から「帰還困難区域」の二輪車通行不可が解除され、2022年にはR6での通行規制はなくなった。

 左側で四車線化工事が続く。

 仮設の壁が迫る。こうなると高速道路というより一般道バイパスみたいな雰囲気である。

 トンネルが近づく。

 追越車線 2km先

 大久トンネル 長さ520m

 トンネルを抜けると広野町に入る。

 広野町のカントリーサインにサッカーが描かれているのは、サッカーナショナルトレーニングセンターであるJヴィレッジが広野町と楢葉町にまたがって置かれていることにちなんでいる。

 少しの間追越車線がある。

 この辺りでは常磐道は海からそこまで離れていない場所を通るのだが、山地が迫っており橋がかかっている場所も多い。

 広野~南相馬鹿島にかけて、放射線量表示が置かれている。

 4車線化工事真っ最中。なお、2021年6月に広野ICまでが4車線化完了している。

 [ 19 ] 2km 広野

 距離も番号も見にくい仮設標識。

 幸いにも200KPは仮設ではなく本物が置かれていた。

 工事に伴う夜間通行止を告知する横断幕。

 撮影当時は横風が強かった。

 (6) 広野 楢葉
 [ 19 ] 出口

 Jヴィレッジはこちらから。

 JヴィレッジにあるスタジアムではU-18や中学生大会など、若い世代の大会やイベントが行われることが多い。併設されたホテルは、スタジアム等の施設利用と関係なく宿泊することができる。

19 広野

 広野IC出口。ICからは県道を介してR6にアクセスする。Jヴィレッジは県道をそのまま走り、R6をまたいだ先にある。施設にもよるが、ICからは2km程度の道のりである。

 広野ICを通過する。

 広野ICを通過後すぐに、楢葉町に入る。

 先ほどとは違う壁が迫ってくる。

 広野から山元までは2025年4月現在も暫定2車線で供用されているが、次のならはPA/SICまでは2022年に4車線化の事業許可が下り、工事が始まっている。

 ならはSICを示す仮設標識。

 線量計にはこの地点の放射線量が示される。

 ならはPA 3km
 南相馬鹿島SA 53km

 次のならはPAを過ぎると、南相馬鹿島SAまで50kmの間休憩施設がない。仙台まで仮に4車線化しても東北道とは休憩施設の違いが大きい点は常磐道の課題であろう。

 ならはPA 2km

 緩やかな山地を橋で一気に通り抜ける。

 ならはPA

19-1 ならはPA/SIC

 本線からの分岐。

 本線に入る手前にSICへの分岐がある。ならはSICはPA利用後の退出不可(SICから入った場合はPA利用可能)で、商業施設がないので一般道側から立ち入ることもできない。

ならはPA

 トイレと自販機のみの無人PA。

 施設の脇には色々と標語やらモニュメントやらが置かれている。

 トイレの横には「サッカー選手の足型」が置かれている。これは町内にJヴィレッジがあることにちなんだもので、当初の計画から遅れて2015年に置かれたそう。

 このように選手の足型(キーパーは手型?)が置かれている。

 サッカー選手を知らない私だが、長友佑都ぐらいの名前は知っていたので、これだけアップで撮影してあった。

 桜の絵が書かれた看板も置かれている。

 本線に戻る。

 防風対策なのか左側だけ壁が物々しい。

 [ 20 ]常磐富岡10km
 [20-1]大熊14km
 仙台122km

 原発避難無料措置は「ふるさと帰還通行カード」をご利用ください

 法令による無料措置が適用される警戒区域等からの避難者は、専用のカードを利用して高速道路を無料で利用できる。2025年4月時点でも、このカードの適用はまだ続いている。

 富岡町に入る。

 対面通行 200m先

 時々現れる放射線量。

 福島復興へ 輸送車両にご協力ありがとうございます

 撮影当時はダンプカーなど、復興作業に関する車両がかなり多かった。

 右側に壁。

 線量は場所によってブレはある。

 R6富岡町以北 二輪車通行不可

 先述の通り、この規制は撮影当時のもので、2025年現在は既に解除されている。

 [ 20 ] 常磐富岡 2km

 上信越道の富岡ICと区別するためか、「常磐」の名を冠している。

 追越車線 2km先

 (6) 常磐富岡 [ 20 ] 出口1km

 マスキングされている部分には「大熊」と書かれていたようだ。

 (6) 常磐富岡 [ 20 ] 出口500m

 次の大熊IC 二輪車通行不可

 二輪車通行不可規制は撮影当時のもの。常磐富岡ICからは県道を介してR6に接続する。

 常磐富岡ICは隣接する大熊町との境界が近い。大熊町役場は2019年に新庁舎に移転したが、その場所は原発から離れた内陸寄りの場所で、次の大熊ICではなく常磐富岡ICが最寄りである。

 ICが大熊町にも近い一方で、下り線常磐富岡ICから富岡町中心部(JR富岡駅)へのアクセスはR6を南に戻ることになる。ならはSICからアクセスするのも一案だろう。

 (6) 常磐富岡 [ 20 ] 出口

 富岡町には隣接する楢葉町にまたがって福島第二原子力発電所が存在する。東日本大震災で冷却機能を一時喪失したが、現地での決死の対応によりその後安全に停止することに成功した。福島第二原発はその後再稼働することなく2019年に廃止となり、2021年以降、廃炉に向けた作業が行われている。

20 常磐富岡

 常磐富岡IC出口。富岡町へのアクセスはこちらから。

Next: 常磐自動車道 区間12
常磐富岡IC→ 浪江IC