Description

 撮影日:
 2022年8月11日 磐越道いわきJCT→新潟中央JCT
 (Special Thanks:かっしー様)

Report / Section.1

16-1 いわきJCT

 常磐道と磐越道の分岐。ここで常磐道を後にし、磐越道に入る。

 仙台方面からのランプと合流する。写真でも分かる通り磐越道とは思えない交通量で、この日は殆どの場面で車列が途切れていることはなかった。

 本線が始まって少し走ったところでE49のルートマーカーが設置されている。

 [ 1 ]いわき三和7km
 [ 2 ]小野34km
 郡山77km

 距離標識。いわきJCTから8kmほどの位置にいわき三和IC、その次は小野IC。いわき三和-小野ICは約27kmとかなり長い区間距離となっている。

 追越車線を走る。

 この日はお盆休み初日、郡山以東の磐越道は沿線に観光地もなく首都圏から遊びでアクセスするような路線でもないが、、、そうなると帰省で走っているドライバーが多いのだろうか。野山に点在する家の少なからずが、誰かのおじいちゃんおばあちゃんの家なのだろう。

 いわき三和までめぼしいヤクモノはない。ひたすら走るのみ。

 

 常磐道は海から離れた丘陵地帯を走っていたが、磐越道は基本的に山間部を通る道である。景色の山も常磐道より明らかに険しいものになっている。

 [ 1 ] いわき三和 3.3km

 通常より1km以上手前に予告標識が設けられている。これは何かあるに違いない。

 と思っていたら、早速トンネルのようです。

 合戸トンネル 長さ370m

 [ 1 ] いわき三和 2km

 トンネルを抜けると小さくなった2km手前標識が出迎える。これ普通サイズで置いていれば3.3km手前の要らないんじゃないか、と思うが左側が急な法面で設置できなかったのだろう。

 (49) いわき三和 [ 1 ] 出口1.2km

 いわき三和ICまで1kmあまり。「三和」は「みわ」と読む。

 好間川を渡る橋。

 いわき三和の「三和」は旧三和村のことを指す。いわき市内西部にあったこの村はほぼ森林に覆われており、集落の多くは好間川沿いに立地する。

 (49) いわき三和 [ 1 ] 出口500m

 いわき三和ICまで500m。

 いわき三和ICは旧三和村域でR49に直結する。近隣エリアを除けば北西部に隣接する平田村への最短経路だが、多少遠回りでも小野IC→あぶくま高原道路経由のほうが走りやすいのではないかと思う。

 情報表示には日本海東北自動車道の工事通行止め情報が表示されている。この道新潟に向かう道ですからね。

 (49) いわき三和 [ 1 ] 出口

 まもなくいわき三和IC出口。磐越道はこの先磐梯熱海ICまでR49とは離れた場所を走ることになる。

1 いわき三和

 いわき三和IC出口。周辺はなだらかな山並みが広がっており、一面の緑に覆われている。

 いわき三和IC合流。もちろん(?)流入車両には遭遇しなかった。

 いわき三和IC周辺はちょっとした農地と集落がある以外は山林に囲まれている。とはいえ2桁国道の沿線なので、コンビニ2軒と御食事屋さんに加え、警察や森林管理事務所といった機関も置かれている。

 [ 2 ]小野26km
 [2-1]田村35km
 [ 3 ]船引三春46km
 郡山69km

 距離標識。次の出口、小野ICまでは26km。インパクトある区間距離・・・!その先は田村SICが35km先に置かれているが、その次の整数番号のICは46km先の船引三春ICとなる。

 渡戸トンネル 長さ1140m

 磐越道はいわき~会津若松の間が4車線化完了している。交通量は控えめな上線形も比較的緩やかなので(阿武隈高地はあまり険しくない)、見ての通り快適な山間ドライブを楽しめる。

 

 差塩PA 3km
 阿武隈高原SA 31km

 休憩施設までの距離標識。磐越道のSAPA名はSAが地形名、PAが基本的には字名や自治体名レベルが付けられているというパターンでかなりわかりやすい。次のPAの名前は「さいそ」と読む。

 差塩PAを手前にハイウェイラジオ聴取区間に入る。

 差塩PA 1km

差尾PA

 案内標識から分かる通りトイレ自販機のみの無人エリア。今回は通過する。

 差塩PAのあるいわき市三和町差塩地区は、商店すらまばらにあるかどうかの小さな山間集落の近くにある。PAも小規模なものだが、上り線エリアに隣接して環境省車両用の広大な駐車場が存在する。これは福島第一原発事故に関する除染土壌の運搬車両専用休憩所で、同様のエリアが三春PA上り、常磐道ならはPA下りにも存在する。

 差塩PAを離れ、山の間を更に走る。

 ラジオの周波数表記。開通当初から置かれているのだろうか、古いものがまだ現役で使われている。

 小野町に入る。カントリーサインの絵柄は平安女性・・・これは小野小町

 小野小町は9世紀頃の女流歌人として知られるが、それ以上に絶世の美女として伝説レベルで知られる美女の代名詞である。出身は秋田県湯沢市小野とする説(秋田新幹線の「こまち」の由来)が言い伝えられているが、ここ福島県小野町という説もあり、はっきりしていない。小野町公式も小野小町の出身地の1つであることを主張しているわけではないのだが・・・、カントリーサインのデザインを作成する際便乗したのだろう。

 小野ICまで緩やかな山間道路が延々と続く。山が続く割にトンネルがないので走っていても撮っていても暇である。

 [ 2 ] 小野 2km

 小野ICまで2km。この時点で差塩PAから14kmほど走っている。

 [E80あぶくま高原道路](49)(349) 小野
 [ 2 ] 出口 1km

 小野ICではあぶくま高原道路が接続する。あぶくま洞・福島空港の補助標識も置かれている。

 [E80あぶくま高原道路](49)(349) 小野
 [ 2 ] 出口 500m

 一般道側のアクセスでは、小野ICはR349に直結しておりすぐ近くには小野町市街地がある。

 広域アクセスでいうと、県道経由でR49にショートカットして郡山市谷田川→須賀川市へ入るというルートが考えられる(あぶくま高原道路では微妙に遠回りになる)。
 なお、補助標識にあるあぶくま洞は小野町の北側、田村市内に立地しており最寄りICは小野ではなく田村SICだったりする。

 いわき三和のときと同じく情報表示。

 [E80あぶくま高原道路](49)(349) 小野
 [ 2 ] 出口

 小野IC出口はまもなく。

 あぶくま高原道路は磐越道小野から東北道矢吹に向かって走る自動車専用道路で、福島県道路公社の管理する県道である。沿線には福島空港が立地しており、空港アクセス路として機能する他に国道空白域である阿武隈高地中央部を横断する主要ルートとして位置づけられている。

2 小野IC

 小野IC出口。小野町エリア・あぶくま高原道路経由福島空港・白河方面はこちらから。

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