Description

 撮影日:
 2019年10月27日 東北道那須高原SA→北上江釣子IC

Report / Section.19

26 村田JCT

 山形自動車道山形方面はこちらから。

 東北中央自動車道の延伸により福島から東北中央自動車道経由で山形を目指すというルートもあるが、山形道は山形JCTまで4車線確保されており快適さでいうと山形道が上である。

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白石 → 村田JCT

 村田JCTのジャンクション形状はY型だが、東北道上りから山形道に入るランプが本線を跨いでいる。

 ここから次の仙台南ICまで、高速ナンバリングは[E4]と[E48]の重複区間となる。

 仙台南部道路は[E48]が付番されている。山形道の延長という考え方だろうが、山形道と比べるとおまけみたいなものである。

 しばらくの間登坂車線となる。宮城県内の東北道、走行前に想像していたよりもカーブも勾配も急であった。

 東北本線やR4が白石から白石川→阿武隈川沿いを走り海沿いの平地に出て仙台市街へ向かう一方、東北道は山間部を北上して仙台市街の西側に出る。両者は山1つまたいだ距離感があるので、鉄道の感覚でいると仙台へのアプローチが全く違って感じるのである。

 [ 27 ]仙台南11km
 [ 28 ]仙台宮城16km
 盛岡200km

 距離標識。次の仙台南ICまでは11kmと少し離れている。最下段の盛岡までは200km。仙台盛岡って200km近くあるんですね。

 菅生PA 2.5km
 泉PA 26km

 次の菅生PAは名称こそPAだがガソリンスタンド併設の立派そうなSA。撮影当時は国見SAが仮営業状態だったので、今度こそちゃんとしたPAに入りたい。

 この先下り坂 速度落せ

 5%の下り坂って結構エグいですよこれ。

 S字カーブしながら5%の下り坂を下る。速度がつくしカーブもゆるくないので運転には気を使う。

 この区間では最高速度は80km/hに制限されている。それはそうだよね・・・。

 菅生PA 700m

 宮城県最初の有人エリア、菅生PAまでもう少し。

 菅生PA

 ハイウェイ情報ターミナル併設の有人PA。国見SAが工事中でいまいちだったので入ることにしよう。

菅生PA

 PAへのアプローチは結構短い。無人PAに挟まれていることもあり利用の多いエリアなので減速は余裕を持って。

菅生PA

 商業施設は2012年にリニューアルされたもので、外観は他にはないスタイリッシュなもの。

 名称こそPAだが、下り線エリアにはレストランが併設されておりサービスエリアと施設レベルはほぼ変わらない。駐車場は大型24小型101と国見SAの2倍近い規模だし、やっぱりここ実質SAでは…。

 下り線施設の入口正面には伊達政宗公の兜の「三日月」をモチーフとした大きなサインがガラスの向こうに設置されている。

 全国各地に設置されている観光マップはもちろん宮城県バージョン。県のど真ん中を縦断する東北道、宮城県内の走行距離はざっと130kmあるが、ここ菅生PAはそのうち約3割ぐらいを走ってきた辺りに立地する。

 菅生PAを通り過ぎたところで、320kmのキロポストを通過する。

 ハイウェイラジオ聴取区間。標識色あせてますよね。

 東北道沿線は秋らしい風景が続く。天気がいいから楽しいけど、これが栃木県内から延々続いているんですよね。

 [27]仙台南 4km

 大きな距離標識・・・というより地図がデカデカと本線上に掲げられている。次の仙台南ICでは仙台南部道路に接続するが、R286に繋がる出口も併設されている。仙台周辺の路線は仙台南部・北部・東武と律儀に名称が分けられているのだが、沿岸は三陸道と常磐道に分かれており路線名が多い。

 この標識、情報量は多いが東北道の行き先に公団ゴシックで書かれた「青森」が登場する。東北道側に地味に仙台宮城ICも書かれているのが楽しい。

 忘れた頃にオービスが現れる。撮影当時(2019年)は現役だったが、どうやら2021年内に撤去されたとか。

 今度は3%の下り坂区間。

 先程の図形表示が今度は渋滞表示付きで現れる。要所要所のインター名が書いてあるのも面白い。

 R=400の急カーブに差し掛かる、交通量は多いので運転には気を使う。

 ここで名取市に入る。

 カントリーサインのデザインは市の花「ハナモモ」。仙台空港のある都市だが、東北道は名取市内に出口が全く無いため、市内へのアクセスは仙台東部道路や仙台南部道路を経由したものとなる。

 [27]仙台南 1.5km

 仙台南ICまで1.5km。本線分岐のあと出口と仙台南部道路を更に選択する。仙台東部道路は仙台南部道路経由でアクセスできる。

 (286)仙台南 
 [E48仙台南部][E6仙台東部]
 [ 27 ] 出口1km

 秋保はこちらから。出口標識に無理やり接続道路表記を付け足した感があるが、直結するのは仙台南部道路の方。

 標識に空港マークがあるが、仙台空港へは一般道ではなく仙台南部→仙台東部経由でのアクセスとなる。ICの分岐後に間違わないよう注意したい。

 情報表示。仙台南部道路と東北自動車道の両方が表示される。

 [27]仙台南 500m
 左へ:出口 仙台南 (286)秋保 石巻
 右へ:[E4 東北道]盛岡 青森

 仙台南IC500m手前標識。直進方向は仙台をスルーし盛岡と青森表記。そして左方向、どうしてこうなったと言いたくなるカオス。

 仙台南ICでは仙台南部道路が接続し仙台東部道路に接続する。石巻と仙台空港は仙台東部道路経由でアクセスできるのだが、これは先程のマップを理解していないとすぐには頭に入ってこない。

 仙台南IC手前で仙台市に入る。カントリーサインの図柄はもちろん、伊達政宗公。

 [27]仙台南
 左へ:出口 仙台南 (286)秋保 石巻
 右へ:[E4 東北道]盛岡 青森

 先程の標識が再登場して仙台南ICへ入る。見ての通りランプの取付部が短くしかもカーブしながらの分岐である。

 案内標識が遠方案内メインになっていることからわかるように、仙台市中心部へのアクセスは次の仙台宮城ICが主で、仙台南は秋保への案内にとどまっている。仙台南ICから利用の有利な市街地は太白区の西側の地域で、太白区の東側エリア(長町など)へは仙台南部道路の長町ICの方が有利である。

27仙台南IC

 仙台南部道路、秋保方面はこちらから。仙台東部道路経由の方面表示も記載されているので標識が賑やかを通り越してカオスである。

 公団フォントで書かれた内照式標識が撮影当時は残っていた。夜通ったらこれはこれでいい味出してるだろうな・・・。

 仙台南ICを通過する。

 石巻方面へはこの先富谷JCTから仙台北部道路経由で三陸道に入るという選択肢もあるにはあるが、仙台南部道路経由よりは遠回りである。

 E4のナンバリング標識が路肩に設置されている。

 仙台市内に入ってもアップダウンが続くようで、登坂車線が設置されている。

 [ 28 ]仙台宮城11km
 [28-1]泉PA14km
 [ 29 ]18km
 盛岡186km

 距離標識。仙台宮城の次は泉SIC、泉ICと同名のSICとICが連続して設置されている。中日本ならどちらかの名前を変更するとかやってそうだけどここはずっと一緒なんですよね。

 泉PA/SICの利用制限に関する案内標識。かつては時間制限があったような修正っぷりだが、今は車長制限のみ。

 [ 28 ] 仙台宮城 2km

 仙台宮城ICまで2km。IC間隔が狭くヤクモノのない森の中を走っているだけなので写真も少なめ。

 (48)仙台宮城 作並 [ 28 ] 出口1km

 仙台宮城ICまで1km。仙台南ICと比べるとあっさりした標識である。

 仙台宮城ICはR48仙台西道路に直結する。仙台西道路は仙台市中心部まで2本のトンネルで信号1つもなく連絡する4車線路というすぐれもので、仙台駅まで6km程度の道のりも15分あればアクセスできるほど。

 仙台宮城ICを手前に登坂車線が終了する。

 仙台宮城ICからR48を西に進むと作並を経て山形県の東根へ向かう。また、仙台西道路は広瀬川を渡った西公園通との交差点まで1つも一般道への出口がないため、ICのすぐそばにある青葉山エリアや川内エリアにはかえってアクセスしにくいという特徴がある。

 (48)仙台宮城 作並 [ 28 ] 出口

 仙台宮城IC出口。標識と出口分岐は距離があって少しドキッとする。

 他に仙台宮城ICを使うのに有利なのは市内西部の泉区中山エリアといったあたりで、宮城r37仙台北環状線を経て広瀬川を渡ることでアクセスできる。泉PA/SICは仙台市の北の方に位置しているので、同じ泉区内でも仙台宮城ICの方が近いようだ。

28 仙台宮城IC

 仙台宮城IC。東北地方の最大都市、仙台市の中心部へはこちらから。

 区間19はここまで。

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