撮影日:
2020年2月1日 常磐道全線
2022年8月11日 常磐道三郷JCT→いわきJCT
(上記いずれもSpecial Thanks:かっしー様)
撮影日:
2020年2月1日 常磐道全線
2022年8月11日 常磐道三郷JCT→いわきJCT
(上記いずれもSpecial Thanks:かっしー様)
渋滞中の外環道外回りからレポート開始。撮影日は2022年の8月11日、3年ぶりの、「政府による行動制限要請のない」お盆であった。
2022年夏のこの状態をメディアでは「行動制限のない」と表現していたが、個人的には「要請がされていた」だけという理解で、制限がされていたというふうには思っていなかった。
撮影当時は常磐道での事故をきっかけとした強烈な渋滞により、草加を過ぎてからご覧の通り。
写真1枚目は朝7時24分の撮影だが、この後我々が常磐道本線に入ったのは7時49分のことである。2km弱の本線走行とジャンクションの通過に25分かかっていた。歩いたほうが早いレベルの凶悪な渋滞に、この後も何度か巻き込まれることになる。
外環三郷西IC出口はまもなく。
撮影当時のような外環本線の渋滞を抜ける手段として、接続先のR298を介して1つ隣の三郷ICから常磐道下りを目指すという手がある。ただし、こういう場合は同じことを考える車も多い点、夜間早朝以外は近隣のショッピングセンターを目指す車で周囲の一般道自体が渋滞している点を考えると使いこなせるシチュエーションは限られるだろう。
外環三郷西ICはこちらから。実質外環道側の三郷ICのような存在で、常磐道と首都高速は三郷JCT直下のインターチェンジで一般道と接続している。
外環三郷西ICの接続道路は側道であるR298である。そもそもこの道路自体が常時混雑していることに加え、出口周辺には大型商業施設があり、更にはコストコやららぽーとといった新三郷エリアへの最寄りICともなっている。日中は頻繁にショッピング渋滞が発生するポイントである。
外環三郷西ICを通過し、三郷JCTに進む。外環外回りからの分岐ランプは2箇所あり、手前の第1ランプは常磐道下りへ直結、次の第2ランプは首都高上りと常磐道下りを両方選択できる。
三郷JCTは外環の延伸に伴い4方向化されたタービン型JCTで、もともとは現在の第2ランプしかなかった。2018年に第1ランプが供用され、常磐道下りへのランプは2車線分に増設された。
常磐道と外環道の結節点、三郷JCT。上空から見たその形はタービン型ジャンクションのお手本であるが、外環外回り→常磐道への第1ランプが増設されている。これにより、外環道側からの分岐はジャンクション本体よりもやや手前に移っている。
今回は第1ランプではなく第2ランプから常磐道を目指すことにする。どちらにしろ渋滞している・・・。
常磐道へは次の第2ランプからもアクセスできるので、今回は第1ランプは一旦スルー。どちらにしろ渋滞してる・・・。
左へ:[E6常磐道] 柏 水戸
[(6)首都高] 銀座 (C2)
本線:[C3外環] 高谷
第2ランプ分岐部分の案内標識。先述の通りもともとは第2ランプしかなくて、第1ランプが増設された。
三郷JCT分岐。他のランプ分岐もここからだとよく見える。
三郷JCTはランプ橋が赤く塗装されており、ジャンクション部の見通しの良さと相まって、本線を通過していても美しさを実感できるジャンクションである。今回は本線を1つも渡らない移動パターンなのであまり楽しめないが…。
左へ:[E6常磐道] 柏 水戸
右へ:[(6)首都高] 銀座 (C2)
ランプに入ってしばらく走ると、三郷IC入口からの合流ののち、首都高上りと常磐道下りを選択する分岐となる。
写真で見るとこの織り込み区間が非常に短く、しかも外環→常磐道の交通量はがもともと多いことから事故のリスクが高いレイアウトであることがわかる。だから第1ランプが追加されたんだろうな…。
左へ:[E6常磐道] 柏 水戸
右へ:[(6)首都高] 銀座 (C2)
激混みの第2ランプは一旦常磐道よりも低いレベルまで高さを下げる。右へ分岐すると首都高なのだが、このランプは常磐道本線を潜っている。
常磐道合流手前。左右に見えるレーンはどちらも常磐道への合流ランプ、つまり三郷JCTでは3つのランプが本線へ合流するという珍しい構造をしている。
左が外環外回り→常磐道下りの第1ランプ、今走っているのが第2ランプ、右は外環内回り→常磐道下りのランプである。合流は、右2レーンが最初に合流→第1ランプが合流→一旦2車線のランプとして本線と併走したあと、まとめて本線と合流する。
20分ほどかけて三郷JCTを通過し終える。事故のあった地点にはまだ至っていないが、流れは良くなってきた。
ジャンクション内の合流の多さも、今回の三郷渋滞の悪化に拍車をかけている。この日はほとんどのドライバーが合流部の一番手前側で合流しており、両方のレーンがその都度一時停止しているのだ。
なお、常磐道の0キロポストは三郷JCTの中央部、外環道本線と常磐道/首都高本線の交差する位置に存在する。
三郷JCTを出てしばらく走るとJR武蔵野線と近隣の住宅街をくぐり抜けるアンダーパスに入る。
撮影当時、事故はこの地点で起こっていた。右側に「事故多発」と注意喚起の標識があるのに事故っている。撮影当時は処理がちょうど終わるところ。もう少し早く通過していればここまで酷い渋滞に巻き込まれなかったのに・・・
[1-2] | 流山 | 4km |
[ 2 ] | 柏 | 9km |
水戸 | 89km |
距離標識。次の出口は4km先の流山IC。この標識は武蔵野線アンダーパスである三郷トンネル入口に設置されている。
三郷トンネルを抜けると、まもなく本線料金所となる。
本線料金所まで500m。
本線料金所の様子は2020年2月の写真で振り返る。交通量が少ないとすごく広く見えますね。
外環経由、首都高経由関係なくここで常磐道への入場記録を取る。一般車の場合は、通行券が発券される。
三郷料金所スマートICはこの料金所の左隣、防音壁の向こう側にETCの入場レーンが設置されている。その佇まいはコインパーキングの入口と変わらない小ささ。
[1-2] 流山 1.4km
料金所通過後、三郷料金所SICからの合流を終え、通常の本線へ。ここから水戸までは片側3車線が確保されており、ようやく80km/hぐらいで流れるようになる。
流山 野田 [1-2] 出口1km
流山ICまで1km。
流山 野田 [1-2] 出口500m
流山IC手前で江戸川を渡る。
流山ICでは埼玉r5松戸野田線に接続する。表示の通り、最寄りの流山市と県道経由で野田市内へのアクセスに優れる。地理的には南側の松戸市内北部(新松戸エリア)にも近いが、県道バイパスが途中で途切れており距離の割に時間がかかる点に注意したい。
流山 野田 [1-2] 出口
流山IC出口。枝番から分かる通り追加ICで1992年の開通だが常磐道自体が比較的新しいのでもはや古株である。
開通以来2015年まで接続する一般道が流山有料道路という有料道路で、IC退出時に100円の料金が追加されていたが、予定より早く償還が終わったとして無償化された。有料道路時代は、三郷からの料金が柏ICで降りるより高くなるという逆転が起こっておりその評判は悪かった。
流山ICを通過する。
流山~柏間は市街地を通過する区間に入る。騒音防止のため、常磐道は半地下化されている。
この区間が撮影者泣かせで、半地下区間では明暗のコントラストもその変化も激しすぎて適切なパラメータで標識を撮るのが難しいのである。一眼なら逆光に強いので比較的きれいに撮れるし、近年のスマホでもきれいに補正してくれるだろう。
トンネル情報表示が設置されている。ここもトンネルというよりアンダーパス的な感じだ。
柏出口3.2km 左車線へ
流山市初石~柏市西原エリアの住宅街をトンネルで通り抜ける。
土被りの浅いこのトンネルは、真上は公園として利用されている。
半地下区間はまだまだ続く。地上部とは防音壁で隔てられているので独特な威圧感がある。
柏出口2.2km 左車線へ
線形は良いが半地下で暗くなったり明るくなったりするので早めに車線変更を。
[ 2 ] 柏 2km
柏ICまで2km。
(16)柏 野田 [ 2 ] 出口1km
柏IC出口まで1km。接続国道はR16のみ表記されている。
柏ICは鉄道沿線でいうとつくばエクスプレスの最寄りにあり、常磐線沿線エリアからかなり離れている。直接接続するR16が市内をおよそ南北に縦断してくれているが、R16以外に市内移動に有利な幹線道路は少なく移動には苦戦しそうに見える。
半地下区間は柏ICの直前まで続く。
(16)柏 野田 [ 2 ] 出口500m
野田は柏市の北西隣に接する街で、柏ICは野田市と柏市の中間に位置しているので、R16を北西に走ればすぐに野田市内となる。流山IC経由との使い分け目安として、東武野田線より南西側を目指すなら流山ICが、北東側を目指すなら柏ICのほうが有利となる。
(16)柏 野田 [ 2 ] 出口
柏IC出口はまもなく。標識と分岐の間に距離がある。
柏ICからR16を南東に走れば常磐線沿線の柏市街に出る。R16をそのまま突き抜けると白井市へ、柏からR6経由で東に走ると我孫子市にアクセスする。これら、柏市の南東側に位置する街もまだまだ常磐道の守備範囲といえる。