夕張ICから十勝清水ICに至る道東道の山間区間には3つのインターチェンジがある。
 今回は、そのうち最も札幌寄りにあり、最も人気の薄いICである占冠ICに繋がるインター線道道を紹介する。
Information
路線: 北海道道1172号占冠インター線
起点:勇払郡占冠村字中央(R274交点)
終点:勇払郡占冠村字中央(道東道 占冠IC)
延長:総延長 412m
沿線:道東道占冠IC
走行:全線(起点→終点) 2017年7月8日他撮影
Report
 (237) <136> 日高 占冠 富良野
 [ 5 ] 出口

 道東道上り線からの占冠IC。
 [ 5 ] 占冠IC

 分岐はカーブの途中にあり、本線の外側に接続するため流出は割りと楽。
 占冠IC料金所

 当時はR274の代替措置真っ最中。ETC車載器からは金額がアナウンスされるものの、十勝清水からの利用は区間内なので請求はされない。
 道道1172号終点

 実際の終点は舗装の切れ目だろうか、それとも次の写真で制限速度が変わるところだろうか?
 インター線は終始下り勾配、40km/h制限。
 丘陵から下台へぐるっとカーブする。カーブ部分だけセンターポールがない。
 道の駅 2分先

 当時は道の駅への案内看板が仮設されていた。

 占冠ICは先述の代替路措置区間の端点であったことから、十勝清水で入場した車が占冠ICで一旦出場しこの先の交差点でUターンして再入場、札幌方面への料金を節約するという事例が後を絶たなかった。節約行為の是非もあるが、特に大型車が交差点でUターンする行為は基本的に危険である。特例措置が始まって間もなく、交差点に警備員を置き、村中心部にある道の駅でUターンするよう誘導を行った。
 左折:R237 日高
 右折:R237 札幌 富良野

 苫小牧方面へはこの交差点で左折し、日高門別までR237を突き進むのが無料ルートとして最短となる。2018年現在は日勝峠が復旧しておりそちらがメインルートとなっているが、2017年当時は代替措置区間を利用した後、ここで左折するというのが苫小牧へ向かう大型車の定番ルートだった。
 道道1172号起点

 R237交点。なお、右折しての札幌は占冠-r136-r611-R274という経路で行くことになる。休憩地点となる道の駅占冠も右折。
 ここからは2017年8月撮影。先程の写真と逆方向を撮ってみた。

 r1172自体は自動車専用道路ではないがこんな標識があっては非常に入りにくいし、路側帯も明示されていないので基本的には原付・自転車歩行者はお断りである。
 反対車線側を見ても・・・ 道道を示す標識類はない。

 r1150旭川北インター線やr1163丸瀬布インター線のように「事実上取付道路、すぐ後ろは高速すなわち背水の陣」状態の標識を拝みたかったものである。
 道道1172号終点

 道東道占冠IC料金所。自動車専用道路標識の立っている場所で舗装が替わっているから、やはりここが道道終点、これより先はNEXCO管理となる。

 r1172のレポートはここまで。
最終更新:2018年2月11日