[E19]中央自動車道との結節点。山梨経由と静岡経由、2つのルートがここで分岐する！

　小牧JCTを通過。JCTの開通は1972年10月5日、高速道路同士が分岐するジャンクションの中では、日本で最も古い。内部から見てもわかるように緩やかなランプから構成されており、当時から走行性を考えて設計されていたことがわかる。

　小牧JCT内部に340KPがある。10km刻みのスペシャルキロポストとしては東名で最後のもの。

　「この先合流注意」
　東名最後の合流まで間もなく。

　中央道下りからの合流。名古屋を通過して関西方面に向かう車は中央下り→東名名神下りという流れになるので、当然ここで交通量は増える。

　中央道もまた東名間を結ぶ高速道路である。長野道松本や中央道甲府・八王子、そして高井戸・首都高4号経由都心方面からの交通がここで合流してくるのである。

　次の小牧ICが東名最終出口。残り6kmとわずかな距離に。

　所要時間表示。小牧IC、一宮ICに続き北陸道分岐、つまり米原JCT.が登場する。

　小牧市内の工業団地を通り抜ける。道路沿いには工場や物流系施設が多く並ぶ。

　3.5km先
　左へ：[ 24 ] (41)小牧出口　名古屋高速11号
　直進：[ E1名神 ]

　小牧ICの最初の予告標識。通常の出口にはない設置位置で、名古屋高速への接続も案内しているのだが、過去の標識よりだいぶシンプルになった。

【2017年撮影】

　3.5km先
　左へ：[ 24 ] 小牧　名古屋高速11号
　　　　R41名古屋・犬山
　直進：[ 名神 ]

　小牧ICの最初の予告標識。R41と名古屋高速に直接接続している点から、JCT並に丁寧に案内されている。

　中央道と名古屋市内を行き来する場合は、名古屋IC経由か、ここ小牧IC経由で名古屋市街を目指すのがメインルートとなるだろう。接続する名古屋高速11号はそのまま南下すると名古屋高速1号と番号を変え、市中心部へ突っ込む形となる。

　[ 24 ] 小牧　2km

　東名最後の出口、小牧ICまであと2km。

　2022年撮影当時はゴールデンウィークの前半期間。一宮JCTを先頭とする渋滞が小牧IC手前にまで続いていた。

　左側：(41) [名古屋高速] 小牧　犬山
　　　　[ 24 ] 出口1km
　本線：[E1名神] 京都
　　　　[E41東海北陸道] 高山

　小牧IC 1km手前標識。ICからR41を北に向かえば犬山で、方面案内にも書かれている。一方、本線側標識。この先一宮から東海北陸道を選んだ場合の方面として、高山が初登場する。

　2017年当時と比べると、右側の標識だけが更新されている。

　この辺りの東名～名神、普通に走れば緩やかで平坦な道だけど、渋滞してしまうとなんか辛い。

　左側：(41) [名古屋高速] 小牧　犬山
　　　　[ 24 ] 出口500m
　本線：[E1名神] 京都
　　　　[E41東海北陸道] 高山

　中部国際空港への案内もあるが、中央道方面から空港へは小牧IC経由より名古屋IC経由のほうが3kmほど距離が短く、都市高速を通る必要もないのでここを経由することはあまり無いかもしれない。

　むしろ、県営名古屋空港はこちらが最寄りとなることに留意したい。名古屋IC以東からだと名二環経由でのアクセスが有利となるが、それ以外は小牧ICで東名or名神を降りるのが最速となる。

　情報表示、一宮まで事故渋滞5km20分…。

　画面奥で本線を跨いでいるのは名古屋高速11号小牧線である。といっても、東名小牧ICと接続する小牧北ランプが終点となっているので、東名高速の真上を通るのはR41犬山方面→名古屋都心方面の入口ランプのみである。

　(41) [名古屋高速] 小牧　犬山　[ 24 ] 出口
　本線：[名神] 京都 [東海北陸道] 高山

　これが東名最後の出口標識である。もちろん本線はこの先へと続いており、出口分岐の少し先で名神高速へバトンが渡される。

　渋滞で車が止まっていたので、ズーム撮影。この標識も、右側だけがナンバリング対応のために更新されている。

　東名最後の出口。名古屋高速11号と、一般道経由小牧、岩倉、犬山、江南方面へはこのICが最寄りとなる。

　名古屋高速11号小牧線は東名小牧ICと名二環楠JCTをほぼ南北一直線に結ぶ路線で、更に南に行けば1号楠線、そして都心環状線へ接続する。

【2017年撮影】

　出口ランプは分岐部から2車線が確保されており、左が一般道犬山方面、右が名古屋高速/一般道名古屋方面である。

【2017年撮影】小牧IC料金所

　東名/名神小牧ICの料金所は入口5レーン、出口は堂々の11レーン。

　ETC普及や高速道路網の整備に伴う小牧ICのアクセス圏は縮小しつつある。（かつては国道41号に直結する唯一の高速ICとして美濃加茂、下呂方面への最寄りICでもあった）、料金所には休止中のレーンが目立つ。

【2017年撮影】

　出口料金所から左へ向かうとR41犬山方面、右へ向かうと名古屋高速とR41名古屋方面である。案内標識は見ての通り広い広い分岐スペースの一番奥に設置されているため、レーン選びの段階から左右へ寄ったほうが安心だ。

　一応は左レーンから名古屋高速という移動も可能ではあるが、これだけのレーンを跨ぐのはさすがに危険を伴う。

【2017年撮影】

　R41に合流する。一般道に加え、名古屋高速からの流出車両と東名名神からの流出車両が一本の道路に集中するため、常時混雑している。

　2017年撮影の紹介はここまで。当時はここから犬山に向かったのである。