取材日:2018年4月22日
阪神高速3号神戸線芦屋出口→名神→東名名古屋IC
大学時代の同期氏と2人で行く高速修行の旅。メインディッシュ2つのうち、片方がこの名神トレースだったりする。
取材日:2018年4月22日
阪神高速3号神戸線芦屋出口→名神→東名名古屋IC
大学時代の同期氏と2人で行く高速修行の旅。メインディッシュ2つのうち、片方がこの名神トレースだったりする。
大垣市方面〜桑名にかけてのR258沿線はこちらから。
大垣より北を見ると徳山ダムや樽見といった地域までかなりの広範囲がここ大垣ICの守備範囲となる(ここまで遠いと東海北陸道のほうが便利なこともある)。カバー範囲広いですよね。
[25-3] | 安八 | 2km |
[25-2] | 岐阜羽島 | 6km |
[25-1] | 一宮JCT | 14km |
[E1名神]名古屋市街 | 35km |
次のインターは安八SIC。2018年3月24日に供用された撮影当時ピカピカできたてのSICである。
ハイウェイラジオ聴取区間。家路に急ぐ我々はちょっと時間を気にしながらのドライブであったがこれといって問題は無く流れてそうなので一安心。
揖斐川 橋長340m
ここで揖斐川を渡る。大垣IC、安八SIC、岐阜羽島ICはそれぞれ3kmずつしか離れていないが、それでもSICが必要とされ、そして供用に至ったのにはわけがある。恐らくは南北に流れる川により東西移動出来る道路が限られているという事情がありそうだ。
安八 [25-3] 出口1km
揖斐川を渡り切ると、安八SIC1km手前標識が現れる。橋梁のおかげで安八SICまで一直線に見通せるから気持ちいい。
補助標識には瑞穂と輪之内の地名がある。それぞれ安八SICの南と北にある自治体で、どちらも揖斐川と長良川に挟まれた細長い平野部の中にある。標識には書かれていないが海津も同様の場所、輪之内から先にあるので安八SICの守備範囲となるが、R258からも近いので上り線なら大垣ICから行くほうがお得だろう。
安八町に入る。カントリーサインは町の花である水仙。
安八町は東海道新幹線が通過する以外は鉄道駅もなく、SICが出来た当初「安八?あんぱち?どこだっけ?って、ここか。」といった具合で殆どイメージの無い未知の地名だった。それを同乗者と話していたら「新幹線からも見えるけどサンヨーの回収した太陽電池で作ったでっかい発電施設兼博物館があるで」と教えてくれた。2002年に開館したソーラーアークのことである。
安八 [25-3] 出口500m
瑞穂市は安八町の北、輪之内町は安八町の南。瑞穂市は岐阜市の隣ということもあり名前ぐらいは知っていたが輪之内町もまた知らない町だった。輪之内は安八と違い工場立地もあまり見られず、旧流路や自然堤防などのかつての地形を反映した農地と集落が目立つ。
安八 [25-3] 出口
安八SIC。もともと車間確認区間があったがインターチェンジとかぶるため標識は塗りつぶされている。
このSICの完成により川を挟むごとに1つの出入口といった配置が出来上がり、揖斐川と長良川の間に挟まれた安八町周辺の道路空白域も少し利便性が高まったと言える。おかげで「-3」という大きな番号の枝番がここにも登場したわけです。
SIC出口。インターを出ると高速北側を東西に走る町道に接続する。町道を東に進んだ側は最近改良が加えられたようで、ラウンドアバウトが導入されている。
長良川 橋長630m
岐阜市を流れる河川、長良川を渡る。源流は郡上市のひるがの高原周辺にあるのだが、ほぼ並行して東海北陸自動車道が走っているんですよね。
長良川を渡ると羽島市に入る。カントリーサインは市の花である「美濃菊」。
[25-2] 岐阜羽島 2km
予告標識。この辺りもほぼ一直線なので頑張ればICまで見えなくもない?
羽島市域では名神本線は壁に囲まれ周囲の様子はよく見えない。
羽島市は岐阜県唯一の新幹線駅である岐阜羽島駅を抱え、名神のICが立地するなど利便性が高さから、近年はコストコなど郊外型の店舗の進出も見られる。主幹産業は農業と商業、紡績工業であったが現在は岐阜や名古屋のベッドタウンとしての性格が強まっており、市域を航空写真で見ると宅地と農地がかなり混在していることがわかる。
岐阜 羽島 [25-2]出口1km
標識に接続国道が書かれていないのがお分かりだろう。岐阜羽島ICは最寄りの国道であるR21まで10km以上離れており、県道や一部の市道・農道がこの辺りのメインルートとなる。
直線的な風景が延々続く。
岐阜 羽島 [25-2]出口500m
岐阜羽島ICに直接接続するのはr46岐阜羽島インター線で、そこから他の県道を介して岐阜羽島駅や羽島市中心部、更に北へ向かえば岐阜市(西岐阜駅周辺)へ至る。
情報表示板。この先一宮JCT-一宮ICで渋滞。
この区間は織り込み区間ゆえ常に渋滞している印象を受ける。3km程度の小さな渋滞なら所要時間にはそれほど響かなさそうだ。
岐阜 羽島 [25-2]出口
羽島市は東西交通にも比較的恵まれており、市街地を通るr18大垣一宮線を東へ走れば木曽川を渡って愛知県一宮市へ、西へ走れば長良川を渡って安八町へアクセスすることもできるはできる。
岐阜羽島IC出口。供用開始は1983年3月24日で、一宮JCTより15年先の開通だが計画自体はすでにあったことから供用当初から番号は[25-2]であった。出口標識の古さからもそれが伺える。
岐阜羽島ICを通過すると東海道新幹線と交差する。ここからしばらくの間、東海道新幹線と並走するのだが右側を走るので架線ぐらいしか写っていない。
新幹線との立体交差は大津-瀬田西以来で、彦根IC付近でIC敷地内を新幹線が通過している(交差はしない)のだが、大津では名神が上なので高速道路上でそれと気付くことは難しい。なお、このまま東名へ走り進めると次に新幹線と交差するのは静岡県の袋井-小笠PA間である。
[25-1] | 一宮JCT | 7km |
[ 名 神 ] 名古屋市街 | 28km | |
[東海北陸道] 高山 | 145km |
距離標識。名神上りを走っていて名古屋の次に登場する遠方の方面は浜松でも飯田でもなく高山だった。そっちがあったか・・・。
登坂車線のような感じで車線が増える。
木曽川を渡る橋に向かう登り坂なのでまあ登坂車線なんでしょうね。
下り線のみこの付近に羽島PAがある。トイレと自販機のみの小さなPAだが、東海道新幹線と名神本線に挟まれたそのスペースはその手の人にはきっと面白いだろう。
木曽川 橋長1014m
揖斐川、長良川ときて最後に木曽川を渡る。橋の長さは1000m超で名神最大級。
橋長標識が見切れてしまったためGoogleストリートビューで確認しようと思ったら堤防工事で一時的に撤去されていた。橋の長さは反対車線からも確認できるのでここでの数字は下り線標識のものである。
木曽川を渡る。右側のトラス橋は東海道新幹線が走っている。
岐阜羽島周辺は新幹線の線形も直線的でスピードを出せる区間であり、最高速度である285km/hで走る列車もあるという。高速道路から見ても速度差は180-190km/h程度となるため列車に抜かされると見る見るうちに離されていくのがわかる。
木曽川上流側を望む。源流は長野県木祖村、本流の延長は229kmで日本国内では阿武隈川に次ぐ7番目に長い川であり、流域面積では北上川に次ぐ5番目となる。
木曽川を渡りきると愛知県に入る。
濃青の標識に描かれるシンボルは「金の鯱」。なぜかこれだけ先行して新しいのに変わっちゃってる気がするんですよね。
続いて一宮市のカントリーサインが現れる。
描かれているのは、羊と巻物?で、これは「せんい」=繊維がモチーフらしい。
363.2KP。東名と名神の境は小牧ICの346.8KPであるから、名神もあと16km余りとなる。
この写真で微妙に写っている合流部は尾西バスストップ跡を通過したところである。
この周辺は元々尾西市域であったが2005年に一宮市と合併し現在は一宮市域である。高速道路上では東海北陸道に尾西ICが存在する形で名が残る。
中部空港の案内が登場する。高まる中京圏感。
[25-1] 一宮JCT 2km
高山方面は左車線へ。あとどこかにカメラが仕掛けられているらしい。
[25-1] 一宮JCT 1km
左へ:[東海北陸道] 岐阜 高山
直進:[ 名 神 ] [中央道] 名古屋
東海北陸道の名称の長さはなかなか苦戦するようで特に英字が詰め込み気味である。補助標識によると富山、郡上八幡も案内しているが郡上八幡小さすぎでは?
情報掲示板。名神方面に表示なし、ということは渋滞してない?
[25-1] 一宮JCT 500m
左へ:[東海北陸道] 岐阜 高山
直進:[中央道][東名][名古屋高速11/16] 静岡
500m手前標識になって、まさかの本線側での案内がガラッと変わった。一気に静岡まで案内してくれるのはいいし、名古屋の文字を無くして名古屋高速表記にするのもまあわからなくはないけど、「名神」はどこいった?
一宮JCT過ぎたら東名みたいに見えちゃうかも?そんなことはないのだけど。
[25-1] 一宮JCT
左へ:[東海北陸道] 岐阜 高山
直進:[中央道][東名][名古屋高速11/16] 静岡
一宮JCT分岐。先ほどの表記と全く同じバージョンで、フォントが公団ゴシックなのでこちらが先だろう。架設柱が斜め向きに設置されているため各標識が前後にずれて設置されている。
東海北陸道の方面表示として当たり前に表記されている「高山」であるが、東海北陸道沿線から外れた位置にあり実際のアクセスは東海北陸道飛騨清見ICから高山清見道路と国道を約20km走る必要がある。
各務原市、郡上市、白川村を経て富山県へ至る東海北陸自動車道はこちらから。
米原以西発では米原-北陸道経由と一宮-東海北陸道経由では26kmの距離差があるが、関ヶ原を境に東海北陸道経由が近道となる。ルート選択は他の条件差も見て考えよう。